『セカチュー』がブームになったわけ

『セカチュー』
ってのは老若男女が涙した去年ヒットした日本映画なわけですけど、、、

DVD: 世界の中心で、愛をさけぶ スペシャル・エディション

おいらはあんまり感動しなかった！
みんなはイイといってるのに、おいらだけなんで感動しないのかなぁ〜
とか考えてたんですけど、ちょっとヒントになりそうな記事を見つけた

第2回「何を」から「どのように」へ〜生活者視点によるコンテンツ消費の検討〜（2）

　「セカチュー」との愛称（？）まで生まれた『世界の中心で愛を叫ぶ』は、出版不況と言われる中で空前のヒット作品だったが、従来とは違う売れ方をしているようだ。

　関係者へのインタビューをもとに『セカチュー』現象を詳しく分析している『創』2004年8月号によれば、『セカチュー』は、「書評」ではまったく評価されなかったという。フリーライターの永江朗氏は、片山恭一氏の他の作品はそれほど売れていない点に注目している（読売新聞2004年6月28日朝刊11面）。

なるほどなるほど、書評ではセカチューは評価いまいちだったのね

　では新しい品質保証システムとは何かといえば、ニュースワイドショーでネタとして取り上げられたり、本の帯に推薦コメントを寄せた若手女優が売れ始めたり、映画化が決定したりといった、いわばメディア上のイベントなのである。事実、売れ行きが大きく動いたのはメディアが取り上げてからだという。かくして、例の「みんなが読むからみんなが読む」という構図が成立する。

　永江氏は、『セカチュー』ブームを「『話題を集めている』という評判を安全牌」とした消極的な選択の結果と考えている。確かに「みんなが〜」の構図の中での選択は、「選択することの安心感を得ること」といえるだろう

で、売れ行きがよくなったのはメディアが取り上げたせいであるらしい
ほんとかどうかはわかんないけどね

ま、いいものが売れるわけではない、ってのはよく知られてることで
だからマーケティングが重要視されるんだろけど、
最近は

「『話題を集めている』という評判を安全牌」とした消極的な選択の結果

冬のソナタなんてその典型な気がする
(別に冬のソナタがいまいちとかいってるわけではないのであしからず)

なんでしょ、これだけ情報が溢れてる世の中だと
自分独りで良い物を探すのが難しいからなんでしょかね
安易に人が良いと言ってるものを自分も良いと思うのは

現代人は孤独で、人と同じものを求めるからなんでしょかね

おいらはひねくれ者なんで、人が良いと言ってるものは疑ってかかるんですけどね
自分で良いかどうかなんて判断したいですし

で、セカチューがブームになったのは、書評の帯とか映画化決定とかワイドショー主導な感があるんですけど、今後は電車男みたいにネット主導でブームになることが増えるのかなと思います

理由はブログの発展がすごいから
先日、Mr.インクレディブル見にいったことをブログに書いたんですけど、
同じようにMr.インクレディブル見たことをブログに書いてる人がそれこそ百人単位で存在してる
後から見た人はまたブログを書いてトラックバックを送る
マーケティングやショッピングサイトをやってる人が欲しがってるコミュニティがあっというまに出来上がる
見てるだけの人も含めるとすごい影響力だなぁと
もちろん正だけじゃなくて負に働く可能性もありますけど、、、

ブログだけじゃなくて、mixiとかのSNSも発展してることもあるし、コミュニティは意外と近くにあるのかもしれない

おいらだけかもしれないですけど、圧倒的にテレビ見る時間減ってるしね
ワイドショー発のブームにはのれそうにない

ネットをうまく使ってブームを起こすってのが今後のmarketing的には大事かなぁ
ネットを使うマーケティングが上手なところから未来の電通のような会社が生まれるのかも
とか思いました

それってどこだろ？
既存の広告代理店ってネットうまく使ってんのかな？
よくわかんない〜ってことで家に帰ろう

調子に乗ってアマゾンのリンク貼りまくってごめんなさい

本: 世界の中心で、愛をさけぶ

電車男